運動がもたらす様々な効果
- はるく

- 9月4日
- 読了時間: 2分

運動には、筋肉を鍛えたりカロリーを消費したりする効果だけでなく、体のあらゆる部分に良い影響を与える働きがあります。
近年、その背景にある仕組みのひとつとして 「エクサカイン」 が注目されています。
エクサカインとは、運動やトレーニングによって筋肉をはじめ多くの組織から分泌される多様な物質の総称で、全身の健康維持や病気予防に関与すると考えられています。
今回は、その中でも代表的なエクサカインと報告されている効果をご紹介します。
☆IL-6
IL-6は、2000年に「最初のエクサカイン」として報告された物質です。もともと免疫反応や炎症調整に関与することが知られていましたが、運動によって骨格筋から産生・放出され、脂肪酸の酸化や血糖の取り込みを促進する作用があることがわかりました。
☆Irisin
Irisinは、骨格筋から分泌される物質で、脳の海馬でBDNF(脳由来神経栄養因子)の発現を高め、神経細胞の成長を促す可能性が報告されています。
また、骨の健康保持にも関与しているのではないかと考えられています。
☆SPARC
SPARCは、骨格筋から分泌される物質で、大腸がんとの関連が注目されています。
身体活動量が多い人ほど大腸がんのリスクが低いことや、継続的な運動やトレーニングによって大腸の前がん細胞の形成が抑制されるという報告もあります。
実際に、骨格筋からSPARCが発現しないよう遺伝子操作されたマウスでは、運動をしても前がん細胞の形成抑制効果が認められなくなったという研究があり、その関係が注目されています。
まとめ
エクサカインは、まだまだ盛んに研究が行われている分野です。確実なのは運動が筋肉だけでなく全身に良い影響を与えるということです。脂肪の燃焼や血糖のコントロール、神経細胞や骨の健康保持、さらにはがん予防に至るまで、運動が健康寿命を支える科学的な理由が徐々に明らかになっています。
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担当:Tokai Functional Fitness Center 木田永矩(きだはるく)
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