トレーニング効果を高めるために知っておきたい2つの理論
- はるく

- 10月3日
- 読了時間: 3分

トレーニングの効果を考えるうえで、成長過程をどう捉えるかは非常に重要です。
ここでは、よく耳にする超回復理論と、近年トレーニングプログラムを作成する上で、考え方の基盤になりつつある、フィットネス疲労理論の2つを紹介します。
超回復理論
とてもシンプルな考え方です。
トレーニングでいったん体力が下がる(疲労)
休養で回復し、元より少し上がった状態に達する(超回復)
そのタイミングで次の刺激を重ねると効果的
分かりやすい一方、実際の変化と比較するとやや単純すぎるモデルです。

フィットネス疲労理論
この理論では、トレーニングの影響をプラスとマイナスに分けて考えます。
フィットネス(プラス):トレーニングで高まる要素
疲労(マイナス):一時的に体力の発揮を妨げる要素
この2つが同時に存在し、合わさった結果として表に出ている発揮できる総合的な体力のようなものを、ここでは便宜的に preparednessとイメージしてください。
時間経過の違いがポイント
疲労は運動直後に大きく表れ、比較的短い期間で減っていくことが多い。
フィットネスはゆっくり積み上がり、長く残りやすい。
そのため、運動直後は疲労の影響で表に出ている体力は小さく見え、時間がたつにつれて疲労が引くと、積み上がったフィットネスが見えやすくなります。
大事なのは、常にフィットネスと疲労の両方が関与して表に出ている体力が変化しているという視点です。

さらに発展:フィットネス疲労理論「2.0」
近年は、神経系や心理的ストレスなどフィットネスと疲労の要因をさらに複数の要素から考え、現実に近づけて捉えようとする拡張的な見方も出てきています。
プラスとマイナスの合わさった結果が表に出ている体力として見えるという根本な考え方は同じです。
まとめ
超回復理論:トレーニングの後、休養を挟むとトレーニング前より強くなる、というモデル。
フィットネス疲労理論:プラス(フィットネス)とマイナス(疲労)が同時に作用し、その合わさった結果として表に出ている体力が変化する、というモデル。
どちらの視点でも、負荷と休養のバランス設計が鍵になることは共通しています。
TFFCでは、こうした考え方を踏まえ、負荷・頻度・休養の組み合わせを調整してプログラムを設計します。
やみくもに追い込むのではなく、成長していくためのサイクル作りを一緒に進めましょう。
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担当:Tokai Functional Fitness Center木田永矩(きだはるく)
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